紹介
正義への報酬(RFJ)プログラムでは、ISIS-DRC(コンゴ民主共和国のイスラム国)のリーダー、セカ・ムサ・バルク(Seka Musa Baluku)に関する情報に対し、最高500万ドルの報酬を提供している。
セカ・ムサ・バルクのリーダーシップの下、ISIS-DRCは、子どもを含む民間人を標的とし、殺害し、重傷を負わせ、レイプその他の性的暴行を働き、拉致している。また、同集団は、子どもらを攻撃要員として利用し、またコンゴのベニ地区で労働を強いている。ISIS-DRCは、民主同盟軍(Allied Democratic Forces: ADF)やタウヒード・ワウ・ムジャヒディーンのメディナ(Madina at Tauheed Wau Mujahedeen)などとしても知られ、コンゴ東部の北キヴ州(North Kivu)とイトゥリ州(Ituri Provinces)全域にわたり、コンゴの一般市民と地域の軍部に残虐行為を行っている。国連安全保障理事会によると、同集団は、2020年だけで849人を超える民間人を殺害した。
2021年3月、米国国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、バルクを特別指定国際テロリスト(Specially Designated Global Terrorist: SDGT)として指定した。同時に、同省は、ISIS-DRCも外国テロ組織および特別指定国際テロリスト(SDGT)に指定した。
上記指定により、米国管轄下にある指定対象の全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)は指定対象といかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。米国外の金融機関で、バルクまたはISIS-DRCに代わり、意図的に著しい額の取引を行い、または支援するものは、米国コルレス口座・ペイヤブル・スルー口座制裁措置(correspondent account or payable-through account sanctions)の対象とされる可能性がある。また、物質的援助またはリソースを意図的にISIS-DRCに提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。
ADFは、これまで同組織の暴力と残虐行為を理由とした国連安全保障理事会の2014年コンゴ制裁措置体制に基づき、米国財務省および国連による制裁措置を受けたことがある。米国財務省でも、2019年、グローバル・マグニツキー法に基づく経済制裁プログラム(Global Magnitsky sanctions program)の下、深刻な人権侵害における役割を果たしたとしてバルクほか5人のADFメンバーに対する制裁措置を取った。2020年、国連はコンゴ制裁措置プログラムに基づき、バルクを追加制裁措置の対象として指定した。
