紹介
正義への報酬(RFJ)プログラムでは、バングラデシュ、ダッカ(Dhaka)におけるアビジット・ロイ(Avijit Roy)の殺害と、同時に起こったラフィーダ・ボーニャ・アフメド(Rafida Bonya Ahmed)への攻撃に関する情報に対し、最高500万ドルの報酬を提供している。
2015年2月26日、バングラデシュ生まれの米国人夫妻であるロイとアフメドは、ブックフェアに参加するためダッカを訪問していた際、マシェティ(なた)を持った身元不明の襲撃者に襲われた。ロイは切り殺され、アフメドは親指を切断され、頭部を負傷するなどして重症を負った。
著者、ブロガー、政治活動家であるロイは、バングラデシュで原理主義に異論を投げかけ、言論の自由を提唱していた。ロイは国際抗議活動を組織して、バングラデシュにおける獄中の無神論者たちの窮状について認識を高める活動をし、社会的弾圧の批評家として広く知られていた。この歯に衣を着せない強い信念と政治活動がロイへの攻撃とロイの殺害につながった。
バングラデシュのテロ組織アンサールッラー・バングラ・チーム(Ansarullah Bangla Team: ABT)が、本攻撃に対し、犯行声明を出している。ABTは、若者たちを急進的な思想に染め、反イスラムと思われる者を殺害させている。この事件の直後、インド亜大陸のアルカイダ(al-Qa’ida in the Indian Subcontinent: AQIS)のリーダーだったアシム・ウマル(Asim Umar。すでに死亡)により、未逮捕者も含めたAQIS信奉者がロイとアフメドへの攻撃を実行した旨の犯行声明を動画で出し、この動画が多くの目に触れることとなった。
2016年7月1日、米国国務省は、米国改正移民国籍法第219条に基づき、AQISを外国テロ組織に指定した。その前日の2016年6月30日、国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、AQISを特別指定国際テロリストとして指定した。これにより、米国管轄下にあるAQISの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はAQISといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。物質的援助またはリソースを意図的にAQISに提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。
本攻撃の実行犯はバングラデシュにいるものと考えられている。
