紹介
正義への報酬(RFJ)プログラムでは、ラドゥラン・サヒロン、別名コマンダー・プトル(Commander Putol)に関する情報に対し、最高100万ドルの報酬を提供している。2005年以来、サヒロンは、米国が外国テロ組織(Foreign Terrorist Organization: FTO)と指定した、フィリピンに拠点を置くアブ・サヤフ・グループ(Abu Sayyaf Group: ASG)を統括している。
サヒロンは、民間人の爆破や米国民および他国民の拉致を含むテロ行為を多数実行してきた。
サヒロンは、2004年、フィリピン、ホロ島(Jolo Island)での爆破を命令し、フィリピンの民間人11人と米国兵士1人を殺害し、200人以上を負傷させた。この爆破に使用された即席爆発装置は、フィリピン、ホロ島にあるサヒロンの本部、キャンプ・トゥービッグ・トゥ・トゥ(Camp Tubig Tuh-Tuh)で組み立てられた。 サヒロンは、2001年5月、フィリピン、パラワン州(Palawan)ドス・パルマス(Dos Palmas)の観光リゾートで、米国人3人およびフィリピン人17人が拉致された事件において役割を果たした。人質のうち、米国人ギラーモ・ソベロ(Guillermo Sobero)を含む数人が殺害された。 サヒロンは、2000年4月、マレーシア、シパダン(Sipadan)リゾートでの拉致事件における主要リーダーだったと考えられている。サヒロンと4人のASGメンバーは、欧米人、マレーシア人、フィリピン人を含む外国人観光客とリゾート従業員21人を拉致した。
サヒロンは、ASGでいくつかの幹部職を歴任している。1999年には、すでに14人からなるASG諮問評議会(Majlis Shura)のメンバーであった。2002年半ばには、ASGリーダー、カダフィ・ジャンジャラニ(Khadaffy Janjalani)の顧問を務めていた。また、サヒロンは、フィリピン南部のスル諸島地域でASG戦闘員のリーダー役もいくつか務めてきた。 2000年~2003年、サヒロンが務めたASGリーダー役には、フィリピン南部スールー州ホロ島(Jolo Island, Sulu Province)で活動するASGプトル(Putol)グループ(メンバー推定100人)のリーダー、スールー州を拠点とし18の武装集団からなるASGの長、スールー州内のASG参謀長、推定1,000人の完全武装信奉者からなるホロ島内ASGの総司令官などがある。
サヒロンは、フィリピン、ミンダナオ島(Mindanao)南部か、フィリピン、スールー州ホロ島パティクル(Patikul, Jolo, Sulu)に潜んでいる可能性がある。
2007年2月27日、サヒロンは、人質強要罪により米国連邦裁判所で起訴された。同日、米国当局はサヒロンの逮捕状を出した。同人はFBIの最重要指名手配テロリスト・リストに含まれている。
2005年11月30日、米国財務省は、大統領令第13224号に基づき、サヒロンを特別指定国際テロリストとして指定した。この指定により、米国管轄下にあるサヒロンの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はサヒロンといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。また、特別指定国際テロリストであるASGに物質的援助またはリソースを意図的に提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。
